羽毛布団コスパ最強決定戦。『家計に優しくて温かい』…そんな羽毛布団5つ、見つけました。
こんにちわ、かなりおです。
昨日は羽毛布団を新調して「朝布団から出れない」「寝ても取れない疲れ」を攻略した記事を書かせて頂きました。
『タンスのゲン』のベッドマットレスを以前購入したことがあったことによる『タンスのゲン』への安心感、値段、レビューから商品を選択しましたが、『羽毛布団』について調べていくうちに、その奥の深さに驚きました。
今回、僕は『タンスのゲン』の羽毛布団を選びましたが、何を優先するかで選択する商品は変わってくると思います。そのため、
- 羽毛布団を選ぶ上で何を基準にすればいいのか
- 布団大手『西川』を簡単に説明
- 日本製羽毛布団でのコスパ最強決定戦
を、本記事ではお伝えしたいと思います。
今回まとめてみて、僕はやっぱり『タンスのゲン』の羽毛布団を買うと思いますが。笑
羽毛布団を選ぶ基準
羽毛布団を選ぶ基準は沢山ありますが、僕は今回この3つを基準に選びました。
- 羽毛(ダック or グース)
- キルト(平 or 立体 or 二重)
- 側地(ポリエステル or 綿 or シルク)
1つずつ簡単に説明していきます。
羽毛
羽毛にはダウンの比率、ダウンの種類が大きく影響してきます。
ダウンの比率
羽毛布団の詳細を見ると『ダウン90%、フェザー10%』という記載があります。
『ダウン』はタンポポの綿毛のような状態、『フェザー』は羽軸のあるものでクッションなどからよく出てくる羽根です。
ダウンはフェザーと比べて沢山の空気を含むことで保温性が高いため、『ダウン』の比率が高いほど良質の羽毛布団ということが言えます。
ダックか、グースか
羽毛の主流は『ダック(アヒル)』か『グース(ガチョウ)』です。
さらに高品質なものには『マザーグース』『アイダ―ダック』があります。
『マザーグース』は繁殖用に1年以上飼育されたガチョウで高品質。
『アイダ―ダック』は希少で生産量が限られている別格のダックになります。
今回はコスパ最強決定戦なので、選択肢に含めていません。
なぜグースが値段が高いのか
羽毛が温かい理由は空気を含むふわふわの羽毛同士が重なり合った時にできる空気層が断熱層となるからです。
ここでダックとグースを比較すると、ダックよりグースの方がひとつひとつの羽毛が大きくなるため、「空気層が大きくなる」=「断熱効果が高い」となります。
これは同じ体積でもより軽くなることを意味しますから、ダックよりグースのほうが『軽くて温かい』ということになります。
また、一般的にダックはグースより臭いがきついと言われています。これはダックが雑食であること、一般的にグースより飼育期間が短いことが影響しているようです。
キルト
『キルト』=『縫い方』です。
- 『タタキキルト』:表生地と裏生地を直接縫い付けたもの。低コストで縫製できるが、保温性は低い。
- 『立体キルト』:ポピュラーな縫製技術。「マチ」が入るので、羽毛の偏りが生じにくく、保温性にも優れている。
- 『二重キルト』:二重構造になるので最も保温性に優れた縫製方法。ただし、その分、布の重さが追加されるため重くなるデメリットも。
この3つがメジャーですが、今回紹介する商品は全て『立体キルト』です。
ただ、『立体キルト』の場合、何マスに分けているかの違いがあります。
この『マス目』は多ければ多いほど、
- 羽毛の偏りが減る
- カラダへのフィット感が増す
- 保温性が下がる
という特徴があります。
僕はマス目が多いほうがイイとだけ思っていたので、30マス立体キルトを選択しましたが、保温性を第一に考える場合は20マスが良いですね。
側生地
側生地(がわきじ)は布団の中身を覆う布地のことです。
- 『ポリエステル』:軽い、安い、丈夫。ただし蒸れやすい。
- 『綿』:通気性、吸湿発散性に優れる。超長綿だと軽くて肌触りも良い。
- 『シルク』:最高の肌触り。吸湿発散性に優れる。
となっています。
今回紹介するのはコスパ重視製品なので、ポリエステルと綿の混合製品が多いです。
『東京西川』と『昭和西川』
『西川』は寝具の最大手グループです。
元々は1566年に『西川勘五郎商店』として始まったようですが、1947年に解体し、
製造卸売企業である
- 東京西川
- 大阪西川
- 京都西川
- 昭和西川
に。また、小売企業である
- 日本橋西川
- 心斎橋西川
に別れました。
製造卸売企業である4社のうち、「東京・大阪・京都」の3社は以前から連携関係にあり、『西川450年』の企画も一緒にされていましたね。
そして、2019年2月より『東京・大阪・京都』が統合して『東京西川(西川株式会社)』になりました。
そのため、今は『東京西川』『昭和西川』の2つしかありません。
『東京西川』は三浦知良選手、ネイマール選手がCMしている『エアー』が、『昭和西川』はデラックスマツコさんがCMされていた『ムアツふとん』が有名ですね。
【羽毛布団コスパ最強決定戦】
本題のコスパ最強決定戦です。
最高の布団で寝たい方は、「アイダ―ダック 羽毛布団」で検索してください。50万円くらいの羽毛布団がヒットしてくれます。
そこまでいかなくても「マザーグース 羽毛布団」で検索すると3~7万円の幅で結構ヒットします。
が、今回はあくまでコスパ最優先です。
今回のコスパ最強決定戦は
- 朝、布団から出れなくてつらい
- 朝方、布団の中で縮こまっていて寒い
- 寝ても疲れが取れない
- まだ子供が小さくて寝ションベンが怖くていい布団買えない
- 家計に優しくて温かい布団が欲しい
という方を対象にしていますので、ご理解ください。
エントリーは
- 『タンスのゲン』
- 『東京西川』
- 『昭和西川』
- 『アイリスプラザ』
- 『日本寝具通信販売』
の製品のうち
- ダウン90%以上
- 日本製
- シングルで3万円以内
の商品をピックアップしました。
この条件を選択した理由は、『無印良品』から販売されている羽毛掛布団が、
『グレーグース使用のダウン85%、フェザー15%で29,900円』
(現在は無印良品公式サイトのセールで20,930円)
であったことから、無印良品と比較してもコスパが高い可能性がある商品を選定しています。
①『タンスのゲン』
- 15,899円(Amazon)
- ホワイトダックダウン93%、フェザー7%
- ダウンパワー400dp
- 30マス立体キルト
- 側生地:綿15%、ポリエステル85%
- 重量1.7kg(ダウン充填1.0kg)
- ループは8か所
- 7年保障
Amazonの悪いレビューは
- 臭い
- 薄い
- 寒い
というものがありますが、こちらに関しては実際に購入してレビューしてありますのでご参照頂ければ幸いです。
②『東京西川』(対象商品なし)
- 25,799円(Amazon限定)
- ホワイトダックダウン85%、フェザー15%
- ダウンパワー記載なし
- 20マス立体キルト
- 側生地:ポリエステル100%
- 重量記載なし(ダウン充填は1.1kg)
- ループは12か所
- 安心の西川ブランド
Amazonの悪いレビューはほぼなく、29個の評価で★4.6でした。
唯一あった悪いレビューは「綿?かフェザー?が数か所出ていた」というもの。恐らくフェザーだと思いますが、これに関しては仕方ないように思いますね。
さすが安心の西川ブランドと言ったところです。
③『昭和西川』
- 27,233円(Amazon限定)
- シルバーグースダウン90%、フェザー10%
- ダウンパワー380dp
- 立体キルト(マス記載なし)
- 側生地:綿15%、ポリエステル85%
- 重量記載なし(ダウン充填は1.1kg)
- ループは8か所
Amazonレビューは101個の評価で★4.3と非常に高いですが、この製品に関しては『マザーグース93%』『シルバーグース90%』『ダウン85%』の3商品のレビューになっており、圧倒的に『シルバーグース90%』のレビューが少なかったです。悪いレビューもいいレビューもなかったので、ちょっと判断が難しいですね。
④アイリスプラザ
-
18,800円(2019/12/20特選タイムセールで16,920円)
-
ホワイトダックダウン93%、フェザー7%
-
ダウンパワー400dp
-
20マス立体キルト
-
側生地:綿15%、ポリエステル85%
-
重量1.9kg(ダウン充填1.0kg)
-
ループ記載なし
Amazonのレビューでは43個の評価で★4.1でした。お馴染みの『臭い』『寒い』『薄い』の中に『PM2.5が出まくる』というものがありました。空気清浄機のPM2.5感知が持続するというものでしたので、どのくらいの信憑性があるかは判断が難しいですが、何かが出ているのかもしれません。ただし、この商品も複数グレードのレビューでした。
リンク
⑤「日本寝具通信販売』
- 19,800円(Amazon)
- ホワイトダックダウン93%、フェザー7%
- ダウンパワー400dp
- 20マス立体キルト
- 側生地:超長綿100%
- 重量1.8kg(ダウン充填0.7kg)
- ループ8か所
Amazonでは30個の評価で★4.1と高評価。
悪いレビューはお馴染みの『臭い』『薄い』『寒い』で3年使用された方が3年目には使えないほどだったとレビューされています。3年間の管理状態が不明なため、これも判断が難しいですね。
まとめ
僕はやはり『タンスのゲン』の羽毛布団がコスパ最強だと思います。
調べてみて思ったのは、『タンスのゲン』の商品が最も情報量が多いということ。
7年保障を宣言していることも、商品の情報を惜しみなく出していることも、商品に対する自信の表れではないのかと感じました。
臭いがどうしても気になる方は『東京西川』が安心だと思います。
うちの敷マットレスは西川の『Air』ですが、やはりクオリティが高いです。
『東京西川』も安心して買えるブランドだと思います。
対抗馬として挙げるなら『日本寝具通信販売』ですが、インターネットでは会社の所在地まではわかりましたが、会社の概要まではわかりませんでした。これは少し不安材料かなと思いました。
ネット販売が最近は主流ですが、ネットレビューはさくらが多くなっています。
買って後悔しないためにも安心できるブランドのコスパの高い製品をお勧めしますし、皆さんが寒い冬を快適に過ごす手助けになれば幸いです。