ウパブログ

ネットショッピングのレビュー、医療の話をメインに、トレンド記事の検討を発信していきます。

新型コロナウイルス、日本国内での感染者数は?国内感染報告まとめ。

こんにちわ、かなりおです。

 

現在、世界中を震撼させている『新型コロナウイルス』ですが、国内でも感染報告が出てきています。

日本の感染症内科医のトップを走る岩田健太郎先生も、日本の対応には苦言を呈されています。

www.upablog.com

 日本国内の感染では、

  • 中国人観光客を乗せたバス運転手の感染
  • 武漢から帰国の日本人が発熱などの症状
  • 武漢渡航歴のない日本人から新型コロナウイルス陽性

などの報告が挙がっています。


発熱などの5人は都内病院へ 新型肺炎で邦人帰国

この記事では

  1. 『新型コロナウイルス』とは何なのか
  2. 『新型コロナウイルス』の感染経路
  3. 日本国内での感染報告

についてまとめていきたいと思います。

f:id:Canario:20200131125019p:plain

『新型コロナウイルス』

『新型コロナウイルス』が発見されるまで、人に感染するとするコロナウイルスは6種類とされていました。このうち、MERSやSARSなどの重症化の原因となるコロナウイルスを除く4種類は一般的なかぜ症状を生じる『かぜウイルス』とされています。

新型コロナウイルスは何が新型?

人に感染するコロナウイルスは6種類とされ、

  • 一般的なかぜ症状を引き起こす4種類
  • MERS、SARSの重症化の原因となる2種類

とされています。

MERS、SARSの原因となるコロナウイルスも元々は動物(MERSはヒトコブラクダ、SARSはコウモリ)に感染するウイルスでしたが、種の壁を越えてヒトに感染すると重症化を生じる可能性がありました。

今回の『新型コロナウイルス』もMERS、SARSの原因となるコロナウイルスと同様で、元々はヒトへの感染は認められていないコロナウイルスでしたが、今回、ヒトへの感染が認められたため『新型コロナウイルス』と報道されています。

『新型コロナウイルス』の感染経路

ウイルスの感染経路は大きく分けて3つあります。

  • 空気感染
  • 飛沫感染
  • 接触感染(経口感染)

今回問題になっている『新型コロナウイルス』は『飛沫感染』によって感染を拡大させています。

厳密にいえば『接触感染』による感染拡大もあるため、『飛沫感染』『接触感染』に対する予防策を行っていく必要があります。

空気感染

空気感染は

  • 麻疹(はしか)
  • 水痘(水ぼうそう)
  • 結核

が有名ですが、空気中にウイルスが浮遊するため同じ空間にいる人に感染する可能性があります。

通常のマスクでの感染予防は難しく、結核などの場合には『N95マスク』による感染予防が必要になります。

飛沫感染

ウイルスが人の咳やくしゃみなどによって飛び散ることで感染する可能性があります。

インフルエンザなどのを含めたかぜ症状を生じるほとんどのウイルスが飛沫感染による感染を起こします。

咳やくしゃみは一般的に2~3メートルの範囲で飛散するとされており、通常のマスク、うがいによって予防効果が期待できます。

接触感染(経口感染)

皮膚や粘膜に直接接触することでウイルスの感染が生じます。

手すりやタオル、スマホなどウイルスが付着したものを触った手でご飯を食べたりすることで感染します。

基本的には手洗いとアルコール消毒が効果的です。

ウイルスは指の間、爪の隙間などにも付着するため、十分な手洗いが必要です。

また、手洗いでは完全なウイルス除去は難しいですが、アルコールによる消毒が効果的です。

日本国内での感染報告

中国武漢から始まった『新型コロナウイルス』の感染ですが、中国本土では2020年1月31日現在で死者170名、感染者7700名とされていますが、恐らくこれ以上の数字と予想されています。

日本国内で日本人初感染は奈良県

2020年1月28日に日本国内で日本人の新型コロナウイルスへの感染が初めて確認されました。

中国人の感染を含めると、国内で6例目の感染者になります。

  • 奈良県在住の60代、男性
  • 武漢への渡航歴はなし
  • バスの運転手で武漢からのツアー客を2回乗車させていた

という情報が報道されています。

1月8日~11日、12日~16日の2回、武漢からのツアー客をバスに乗せていたようですが、14日から悪寒、咳などの症状が出現していました。

新型コロナウイルスの潜伏期間

コロナウイルスの潜伏期間は一般的に2~4日とされていますが、MERSの原因となるコロナウイルスでは最大14日ほどあるようで『新型コロナウイルス』も2日~14日ほどの潜伏期間があると考えたほうが良さそうです。

国内感染報告、1例目~11例目

国内1例目神奈川県の30代男性が1月6日に武漢から帰国し、同日医療機関を受診。1月10日に入院し15日にすでに退院しているとのこと。

国内2例目は中国から日本国内に来ていた40代の男性で、1月14日から圧熱の症状あり、19日に来日、20日と22日に都内の医療機関を受診し、現在は入院加療中。

国内3例目は武漢から東京に旅行に来ていた30代女性で1月18日に来日、21日夜から発熱と咳症状があり、25日から都内の医療機関に入院中。

国内4例目は武漢から日本国内に来ていた40代の男性で、1月22日に来日、26日に愛知県内の医療機関に入院中と報道。

国内5例目も武漢から日本国内に来ていた40代男性で、1月20日に対日し、23日から発熱の症状あり、26日に愛知県内の医療機関を受診し現在は入院中。

国内6例目は上記のバス運転手。

国内7例目は武漢から観光で来日した40代女性で、北海道の医療機関で27日に診断。

国内8例目は6例目のバス運転手とともに武漢からのツアー客が乗るバスのガイドとして乗車していた40代女性。20日に発熱し都内の医療機関を受診、22日に大阪府の医療機関を受診。23日にも症状が改善せず、保健所に相談して大阪府内の医療機関に入院し加療中。

国内9~11例目は武漢からのチャーター機第1瓶で帰国した邦人206人のうち3人が新型コロナウイルスに感染したいたと判明。

 

北海道、東京、神奈川、大阪、奈良、愛知で感染者が確認されたことになりますね。

今後の予測

もうすでにWHOも緊急事態宣言を出していますが、感染の拡大を止めることは難しいと予想されます。

特にチャーター機の第3便が1月31日10時30分に日本に到着しています。

日本に到着後は、国立国際医療研究センターで感染しているかの検査を行い、検査結果が出るまでの期間、

  1. 政府が用意したバスで自宅の最寄り駅までどこにも立ち寄ることなく帰り、その後は外出を控える
  2. 家族や勤務先の車でどこにも寄らずに自宅に帰り、その後外出を控える
  3. 政府が用意したバスで国立国際医療研究センターから千葉県勝浦市内のホテルに移動して、ホテルの部屋で待機する

の対応を取ることとしています。

チャーター機第1便で帰国した206名のうち、2名の方は検査を拒否して帰宅したとのことでしたが、その後に検査を希望して頂けたと報道されていました。

今後はマスクなどで感染予防をすることも大事ですが、

  • マスクをつける
  • 37.5℃以上の発熱がある場合は医療機関を受診する

など、自分が感染した可能性がある場合に、『感染を拡大させないための行動』を取ることが重要になってきます。

マスクの買い占めなども問題になっていますが、今後は日本全体で国内に感染を拡大させない対応を考えていかないといけませんね。

www.upablog.com