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インフルエンザかな?と思ったら。受診の流れ、検査、治療費を解説します!

こんにちわ、かなりおです。

 

インフルエンザの流行が本格化してくる1月~2月。

学校や仕事も本格的に再開して熱が出た時には「インフルエンザかも?!」と頭によぎると思います。

インフルエンザかな?と思った時にどうしたら良いか、病院での検査、インフルエンザの治療について再確認していきたいと思います。

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インフルエンザかな?と思ったら

インフルエンザの初期症状は発熱、鼻水、倦怠感、関節痛です。

扁桃炎や他のウイルス感染症と違って、のどの痛みや咳はそれほど多くありません

 

インフルエンザかな?と思ったら

  1. 熱を計る
  2. マスクをする

まず、この2をしっかり行いましょう。

すぐに病院を受診したくなる気持ちはわかりまりますが、発熱して12時間以内だとインフルエンザでも検査でわからないことがあります。これを『偽陰性』(ウソの陰性)と呼びます。

確実なのは発熱後24時間ですが、一般的に12時間程度経過していればインフルエンザ検査を施行する施設が多いです。

ただ、インフルエンザの流行している時期に、インフルエンザの疑いがある患者さんが突然病院に来ると、その病院を受診している他の患者さんにもインフルエンザを感染させてしまう可能性があります。

必ず受診する病院に電話をしてどのように受診すればいいか確認を取りましょう。

受診する時も、必ずマスクをつけていくように心がけてください。

 

飲んではいけない、ロキソニン

熱冷ましで有名な『ロキソニン』ですが、インフルエンザの疑いがある場合は飲んではいけません。

インフルエンザ脳症の副作用リスクがあるからです。

数年前よりOTC医薬品(医師の処方箋がいらない医薬品)として、ドラッグストアなどでロキソニンが販売されており、とても身近な熱冷ましのお薬になりました。

しかし、インフルエンザが流行している間は安易にロキソニンを飲まず、病院を受診してお医者さんの指示を聞くようにしましょう。

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ロキソニンは飲んじゃダメ!

病院を受診しよう

マスクをつけて病院を受診した後は、

  1. 問診
  2. 診察
  3. 検査

の順で進んでいきます。問診では

  • いつから熱があるのか
  • インフルエンザの予防接種はしているか
  • 周りに熱が出ている人がいるか
  • 周りにインフルエンザの人はいるか

などが聞かれます。

問診が終わるとお医者さんの診察があり、検査を行います。

インフルエンザの検査では、『上咽頭』と呼ばれる鼻の奥を綿棒でこすって、『迅速キット』と呼ばれる検査キットでウイルスを検出します。

この検査でインフルエンザウイルスAなのかBなのか、がわかります。

検査時間は15分程度ですが、ウイルス量が多い場合は数分で検査結果が出ることもあります。

受診するのは内科?耳鼻科?

インフルエンザの検査を行う場合、内科を受診したほうがいいか、耳鼻科を受診したほうがいいか迷うことがあると思います。

個人的には耳鼻科の受診をお勧めします。

理由は検査が痛くないからですね。笑

自分の経験からは、耳鼻科の先生にインフルエンザ検査をしてもらったほうが痛くないと確信しています。

今まで内科でインフルエンザの検査をして痛かった思い出がある方は、耳鼻科で検査してみると痛くないかもしれません。

予防接種していてもインフルエンザにかかります

1番注意してほしいのはインフルエンザの予防接種をしていても、インフルエンザにかかってしまうということ。

インフルエンザの予防接種はあくまで『インフルエンザの重症化』を予防するものなので、インフルエンザにかからないというわけではありません。

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また、去年インフルエンザにかかった人は少し症状が軽くなる傾向にあります。

これは去年インフルエンザにかかった時に体の中で抗体ができるので、インフルエンザの予防接種をしたのと同じような効果が出るからです。

1~2年前にインフルエンザにかかった人は、微熱でもインフルエンザの可能性があります。周りの方を感染させないように、微熱でもしっかりマスクをして病院を受診してください。

インフルエンザの治療

インフルエンザの診断がつくと、インフルエンザの治療になります。

現在、インフルエンザを受診した際に使用される薬剤は

  • タミフル(1回1カプセルを1日2回内服、5日間)
  • リレンザ(1日2回吸入、5日間)
  • イナビル(2容器を1回のみ吸入)
  • ゾフルーザ(2錠を1回のみ内服)

があります。(使用量は体重80kg未満の成人の場合)

ゾフルーザは2018年に発売された内服1回のみで効果のある新しいお薬ですね。

ちなみに上の使用量を使った場合の値段(3割負担の場合)ですが

  • タミフル:約8000円(ジェネリックだと約4000円)
  • リレンザ:約9000円
  • イナビル:約13000円
  • ゾフルーザ:約14500円

となっています。ジェネリックのタミフルと1番新しいゾフルーザで大きく値段が違いますね!

受診の目安になればと思います。

予防が大事!

インフルエンザになったら仕事や学校を休まないといけないので大変です。

外出する際はマスク装用を心がけてください。

最近は耳が痛くならないタイプのマスク

女性用の小さめサイズのマスク

子供用のマスク

もあります。

インフルエンザは『上咽頭』と呼ばれる鼻の奥で増殖するので『鼻うがい』も効果的です。

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 しっかり予防を行って、インフルエンザの流行期間をみんなで乗り切りましょう!